齊藤晶子さん
(さいとう宿場)
さいとうあきこ女将
ジャンル 起業・経営地域づくり・観光
職種
活動のエリア 東彼杵町
プロフィール
定年後の長い生活を、人間らしく、海の近くの暖かい場所で暮らしたいと早期退職&移住を目論んでいました。移住先で始めたかった「宿と食を提供できる場所」を念頭に千綿駅を見たくて訪れたのが東彼杵町。役場の方の町案内の途中で紹介されたのが、現在の「さいとう宿場」、旧「恵比須屋御旅館」。ひと目見て、借りられるかも分からなかったのに「ここでやる!」と決意していました。
起業と同じくやりたかったのが地域活動。Sorriso riso(東彼杵町リノベーション倉庫ソリッソリッソ)が発信していた「ちわたや」改修手伝いに参加したことが地域活性化に取り組む第一歩となりました。
移住後、自宅を開放して始めた「さいとう酒場」。知り合った人たちを招き酒を酌み交わす中、ソリッソリッソでも開催することになり、集った人々がザックバッランに話し合える場を提供。現在は「さいとう宿場」で交流する「さいとう酒場」を不定期に行なっています。
土地や人との出会いがある旅が好きで始めた宿なので、観光案内が最大のサービス。コロナ前は、外国人旅行者との交流が自身の刺激にもなっていましたが、最近は国内旅行者が旅の中でヒトコトモノに出逢うお手伝い。ばっちりハマって「また来ます!」の言葉が宿運営の応援に聞こえます。
今後も地域と連携し、おもてなしによって人が集まる取り組みをしつつ、宿としては継続継承できるように人材育成や交流拠点となる活動を行っていきたいと考えています。(令和3年12月現在)




ライフヒストリー
23歳:新卒で外資系IT企業に就職、技術進化のスピードを目の当たりにし、定年まで働くのは無理と感じ早期退職を誓う
29歳:ヨット仲間が農業をすると退職し愛媛へ移住。移住という言葉を知る
35歳:シンガポール人と仕事をする中で外国人との交流に興味
43歳:リストラで生き方働き方は、自由で多様であると気づく
49歳:夫も早期退職、移住を決意
Q. 現在のお仕事(活動)の内容、始めたきっかけなどを教えてください。
海の近くの暖かい場所で暮らしたい、そこで呑んで帰らなくていい場所を作り、旅人との交流を自分だけではなく町にも広げたい。
その全てを叶え、収入源となるのが宿泊飲食事業であろうと、場所を求めて移住先を探す中、千綿駅近くに建つ旧「恵比須屋御旅館」を紹介され、「ここで宿をやれる(だろう)!」と直感。
Q. お仕事(活動)と家庭の両立で工夫していることは?
人が作った食事(賄い)や家庭外・女性同士の会話を求め、飲食店でのバイトは新しいレシピのヒントにも繋がる。
健康と体力維持のためにジム通い、週一で町内の卓球サークルに参加、月一でヨガ。
自家菜園の手入れ。
Q. これからしたいこと(今後の目標)は?
交流の場として以外の飲食営業をどうするかはまだまだ模索中。
アフターコロナが訪れた際、長期休暇や旅から次に繋がる何かを発見したい。