川波 美幸さん
(テレビ長崎)

ジャンル 働く・キャリアアップ

職種 報道

活動のエリア 長崎市

プロフィール

24歳でテレビ長崎にアナウンサーとして入社。大学時代は化学・大学院時代は遺伝子の研究を行う「理系女子」でした。

ライフヒストリー

24歳:大学院修了・テレビ長崎入社
35歳:結婚
36歳:第1子出産
39歳:第2子出産 
41歳:報道専任部長へ昇進 

Q. 現在のお仕事(活動)の内容、始めたきっかけなどを教えてください。

入社して18年間、ニュースにかかわる仕事をしています。現在は、KTNの夕方のニュース情報番組「マルっと!」のMC、取材、ニュース項目・取材者の決定や原稿をチェックするデスク業務などを行っています。
大学時代は化学、大学院時代は遺伝子の研究を行う「理系女子」でした。大学に残って研究を続けようかとも考えたのですが、KTNが社員を募集していることを知り、「テレビ局の仕事って楽しそう!」という気持ちから入社試験を受けました。
アナウンサーの勉強は全くしておらず、入社してから研修を受けました。私はなまりが相当ひどかったので…指導してくれた先輩方に感謝です!

Q. お仕事(活動)と家庭の両立で工夫していることは?

小さな子どもがいながら、仕事をできているのは周囲の人たちのおかげです。会社の人たちの理解、夫や親の協力にはとても感謝しています。
子どもの迎えの時間があるため、「○時までにこれを終わらせる」「どの順番で作業を進めていけば効率よく仕事ができるか」など“1日の時間の使い方”は常に考えるようになりました。
土日に食材をまとめ買いしたり、作り置きをしたりしていますが、「テイクアウト」や「出前」などに頼ることもあり、家事は手抜きもしています。

Q. プライベート(休日)の過ごし方は?

家族で買い物に行ったり、公園に行ったりすることが多いです。
みんなから「あっという間に子どもは大きくなるよ」と言われるので、今は子どもとの時間を大切にしたいと思っています。
夫に子どもの面倒をみてもらって、マッサージに行ったり、洋服を買いに行ったりしてリフレッシュもしています!

Q. 座右の銘(好きな言葉)は?
理由などあれば合わせて教えてください。

「この世に当たり前のことは1つもない」

長男は早産で、超低出生体重児(未熟児)で生まれ、数カ月入院していました。妊娠したら穏やかなマタニティライフを過ごし、出産すると思っていたので、妊娠や出産は奇跡なんだということを改めて感じました。退院後、子どもの寝息を感じながら横で一緒に寝られることがうれしくてたまりませんでした。
家族で一緒に食事ができること、たわいもないことで笑いあえること…、日常の一つ一つが「当たり前」ではないことに気付きました。コロナ禍の今も、ありふれた日常がどれだけ尊いのかということを改めて感じます。日々の小さな幸せに感謝することを忘れないでいたいです。

Q. これからしたいこと(今後の目標)は?

ずっと前から、「飛行機に乗りたい!」と子ども達が言っていますが、新型コロナの感染拡大でなかなか叶わず…。家族で飛行機に乗ってどこか旅行に行きたいです。子ども達はどんな反応をするんでしょうか?楽しみです!
仕事では、小さくてもいいので、何かを考えてもらうきっかけや、何かを動かすきっかけになるようなニュースを届けていきたいです。

Q. 後輩女性へのメッセージをお願いします!

母に「最近の女性は選択肢が多くていいね、うらやましい」と言われます。昔は、女性は仕事を続けたくても結婚を機に仕方なく辞めるケースも多かったと思います。
昔に比べれば、女性の社会進出も進みましたが、「子育て」をしながら働くという環境は十分には整っておらず、もっと社会の仕組みが変わらないといけないと感じます。
自分のしたいことがあるなら、「女性だから」「結婚したから」「出産したから」と諦めるのはもったいないと私は思います。
無理だと思ったら方向転換してもいいですし、まずは「挑戦してみる」ことが大事です!
困ったり悩んだりしたときは、周りに相談したり助けを求めてください。きっと、力になってくれる人がいるはずです。