泉 絵理子さん
((株)五島テレビ 番組制作)

いずみ えりこ(株)五島テレビ 番組制作

ジャンル 働く・キャリアアップ

職種 報道

活動のエリア 五島市

プロフィール

ケーブルテレビ局で、番組制作の仕事をしています。
 取材を通じて、素晴らしい人たちとの出会いがあって、その歩んできた人生についてお話が聞けることや、学校行事などを通して、子供たちの元気な姿を見られること。故郷の魅力を発見できることがやりがいにつながっています。

ライフヒストリー

14歳 友人数人と創作漫画を描いたり、アニメの名シーンをアフレコしてテープに録音して
   遊ぶ。
15歳 高校で放送部に入部。原稿を読んだり、朗読することに声で表現する楽しさを覚え
   る。
19歳 短大時代所属していた放送研究部で、5大学アナウンスコンテストでフリートーク部門に出場。
   奇跡的に優勝し、多くの人に言いたいことが伝わる感動を知る。
33歳 五島へUターン。
39歳 現在の会社に就職

Q. 現在のお仕事(活動)の内容、始めたきっかけなどを教えてください。

 30代前半に故郷に戻り、40歳手前で今の会社の社長に番組制作の仕事をしてみないかということで声をかけていただきました。
 高校では放送部、短大では放送研究部で活動し、アナウンスや番組作りに興味があったものの、専門学校で学んだこともなく、若くもないので番組制作の仕事には就けないだろうと諦めていましたが、好きな仕事に就けて感謝の思いです。
 仕事を始めてみれば、カメラや動画編集ソフトの扱いや番組の構成、難しいことは山積みでしたが(未だにまだまだですが)楽しさ、やりがいも生まれました。何よりこの仕事に就いて、故郷の様々な魅力に気が付くことができました。自然もそうですし人の魅力や各地区の伝統など、ありあまるほど。しかし急速な高齢化によって祭りや獅子舞など伝統行事の開催が難しくなり、消えていくものがあるのも事実です。
 ここに引き継がれている自然や歴史、文化、伝統、方言。あまり派手さはないけれど荘厳でありユニークさもあり、五島人の性分が垣間見える愛すべきものです。今残っているものを大切にしつつ、それらを映像や音声に残していくことが大切だと感じています。

Q. お仕事(活動)と家庭の両立で工夫していることは?

 私が家事が苦手というのも大いにあるのですが、家族が積極的に参加してくれています。夫は仕事、妻は家事、ではなくやれる人ができるだけやるといったスタンスです。ちなみに今では料理の腕前も私より主人のほうがはるかに上です。

Q. これからしたいこと(今後の目標)は?

 技術の進歩が目まぐるしい放送業界ですので機器の操作や技術の勉強が追い付いていないところを頑張りたいですね。あと企画構成もまだまだ勉強していきたいですので、やりたいことだらけです。
 五島市に戻ってきて、周りのいろんな人や家族のおかげで好きな仕事ができています。日々感謝して生きていくうえで常に意識しているのは、番組制作を通して故郷へ恩返しをすること。五島で頑張る人を番組で紹介することで元気をもらえる人がいたり、生粋の五島弁に焦点を当てた番組や、伝統文化や行事、芸能の模様、町の活気を映像と音声で一つでも多く残したいですね。
 歴史においても大物武将の話や大きなお祭りは、全国のテレビ局がこぞって取り上げてくれますが、五島の歴史や人物の偉業を伝えるのは自分たちの使命という気持ちで番組を制作していきたいと思います。