橋本 美幸さん
(本処(ほんどこ)てるてる)

はしもと みゆきさん /本処(ほんどこ)てるてる 店主

ジャンル 起業・経営

活動のエリア 五島市

プロフィール

橋本 美幸さん

「本が好きなら本屋すればいいじゃない。そういえば五島に本屋あるの?」
通っていた書店の方に聞かれたのがきっかけです。島の商店街にあった馴染みの本屋が閉店したのを思い出して、そういえば私みたいに本が好きな子の行く場所って減ったのだなと。
学生時代の私にとって本屋は憩いの場所だったので、その役目を自分ができるのならやってみたいと思いました。
 新刊書店ではなく古本屋だったのは、手持ちの本でもできるので始めやすかったというのがあります.
今は古本屋でよかったと思っています。何十年という時を読み継がれてここに在る古本という存在は、触れれば触れるほどとても興味深いです。
 店の取り組みとしては、古本の買取・販売、コーヒーなどのドリンク提供、出張本屋としてイベント参加、たまに祖父母が作った野菜を店先で販売していることもあります。
入口は何でもいいです。間口は広くしていきたいと思っています。コーヒーを飲みに、野菜を買いに、来たついでに近くにある本をパラッとめくったら、気に入るなんて事もあるかもしれないですから。まずは身近に本を感じていただけることから始めていきたいです。

 本屋を開いて半年が経ちますが、本を読んでいる人の姿をレジ越しに見ることができて幸せです。
お子さんの「次のお小遣いまでこの本、残っているといいな」なんてやりとりが聞こえてきたり、無言でじーっと本棚を見つめているお客様がいたり、本を通してお客様同士で話が盛り上がったりするとき、「本が好きな人がこんなにいたのだな」と実感でき嬉しく思います。
 この活動を通じていろんな方と繋がることができました。同業者の方も異業種の方も真摯に取り組む姿を見て、こちらも頑張ろうと刺激を受けます。

 本屋という場所は、待ち合わせや時間つぶしなど本を買う目的以外でも利用できるのがいいところだと思っています。少しずつ町の古本屋として馴染んでいき、ふらっと子どもたちが一人でも気兼ねなく立ち寄れる場所になっていきたいです。
そして、ゆくゆくは「3世代ここに通ったね」といわれるくらい息長く続けていくことが、一つの目標です。
               

   (令和元年7月現在)

ライフヒストリー

14歳 今でも一番大好きな本、北村薫さんの「スキップ」に出会う。
25歳 長崎のひとやすみ書店に行き、こんな本屋もあるのかと驚く。
26歳 本屋になろうと思い、福岡から始まり端は新潟まで全国の本屋巡り決行。
   それから島に戻り、月に一度、店先などで出張本屋を始める。
29歳 福江の町中で古本屋「本処てるてる」をオープンさせる。

Q. 現在のお仕事(活動)の内容、始めたきっかけなどを教えてください。

 仕事を辞め、島に帰ることを決めていた26歳の冬、その頃通っていた書店の方から「本が好きなら本屋すれば」と鶴の一声。島の商店街の本屋が閉まったことを思い出し、本好きな学生が通う場所を作れるならやってみたいと思ったのがきっかけです。
本棚を見に来てくれるお客様がいることが、やりがいです。

Q. プライベート(休日)の過ごし方は?

 たまの休日は、ボーっとしている日が多いです。連休で島外に出たときは、ここぞとばかりに古本屋巡りをします。

Q. これからしたいこと(今後の目標)は?

 今後は本に限らず、せっかく場所があるので、いろんなイベントを行っていきたいです。
日本各地のお国ことばは面白いと思っているので、五島弁を使って何かできないかなと考えています。方言で紙芝居とかですね。
 ここに暮らす人たちに面白がってもらえる本屋にしていきたいです。