山口 陽子さん
(雲仙市食生活改善推進員連絡協議会 会長)
やまぐち ようこ雲仙市食生活改善推進員連絡協議会 会長
ジャンル NPO・ボランティア地域づくり・観光
職種
活動のエリア 雲仙市
プロフィール

昭和59年に、愛野町で開催された栄養教室参加のお誘いを受け、参加したことがきっかけで、昭和60年から現在まで食生活改善推進員としての活動を続けております。
学び始めた頃、自身の食生活の知識の無さからくる無知の怖さも感じました。多くの食品が溢れ、健康に関しての多くの情報が溢れている現代だからこそ、正しい知識を持った食生活が大切だと思います。
活動を始めた頃、カルシウム摂取が全世代を通して不足している愛野町の現状から、カルシウムを手軽に摂るためのオリジナル料理を開発することを、活動の一つとして取り組みました。
愛野の特産であるじゃがいもを利用した料理を検討し、試行錯誤した作品を「牛乳乳製品利用料理コンクール」に応募を長年しています。
平成10年から現在までコンクールへの出品を継続して行い、「優良賞」、「優秀賞」、そして「最優秀賞」などを受賞しました。入選レシピは10作品を超えました。
それらは、カルシウム豊富なレシピとして、地域伝達活動に役立っています。

また、私たちの住む地域は、高血圧が多い地域でもあります。予防のためにほぼ50%の減塩となる、濃いだし汁と醤油を1対1の割合で合わせ作成する「割り醤油」を、毎日の食事で常時減塩することを目的として普及する伝達活動を続けています。
「高血圧が体に及ぼす様々な疾患」や、「野菜摂取の必要性やその理由」、市販された食品の中の塩分などを、「見えない塩分取りすぎていませんか?」として盛り込んだ内容を1枚の資料として作成し、あらゆる伝達の際に配布しております。
子どもの頃から減塩の大切さを知ってもらうため、子どもや子育て世代へ向けた伝達活動にも取り組んでいます。また、母親と交流も深め、食改(食生活改善推進員)の良さを知ってもらい、若い世代の会員増加にも繋がりました。大切な子育てを「食」の正しい知識を持って自分の家庭に活かせる事は、健康で幸せな生活の基本だと思います。

次の世代に伝える事は大切だと痛感しております。
「食育」はもちろん、郷土料理の伝承や行事食、食事のマナー等も併せて私たちの世代が伝え繋げていかなければならないと思っております。
仲間の繋がりを大切に、少しでも地域の皆様の健康のお役に立てば、地域に食改(食生活改善推進員)さんがいてよかった!と思っていただき、それが次世代に受け継がれますよう魅力ある楽しい会でありたいと思います。
(令和元年6月更新)
ライフヒストリー
53歳:愛野町食生活改善推進協議会会長
58歳:雲仙市食生活改善推進員連絡協議会設立準備委員会 委員長
59歳:雲仙市食生活改善推進員連絡協議会 愛野支部長
66歳:雲仙市食生活改善推進員連絡協議会 会長
70歳:長崎県食生活改善推進協議会 副会長
Q. 現在のお仕事(活動)の内容、始めたきっかけなどを教えてください。
Q. お仕事(活動)と家庭の両立で工夫していることは?
Q. プライベート(休日)の過ごし方は?
今は、忙しくて取り組めない休眠中の趣味の復活の日も自分で動かなければ実現しないので諦めず、チャレンジ精神を持ち続けておきたいです。
Q. 座右の銘(好きな言葉)は?
理由などあれば合わせて教えてください。
会って別れた後に暖かい風を残す人でありたい。自分が取り組むことには誠実で、少々な困難を乗り越える自分でいたい。
Q. 後輩女性へのメッセージをお願いします!
食生活改善推進員が地域で頑張っています。仕事を持っていても「自分が出られる時にできることをすればいい」のです。何より日々積み重ねる健康の知識を得ることができ、自分のため・大切な家族のために実践できるのです。
各市町の養成講座受けてみませんか?待ってますよ!