藤田 直子さん
(みんなでワハハ 代表)

ふじた なおこみんなでワハハ 代表

ジャンル NPO・ボランティア

職種 企画経営研究・開発職

活動のエリア 川棚町

プロフィール

藤田直子さん
(2017.12.1「世界エイズデー」
啓発イベントにて。この日が還暦の誕生日!)

 ずっと心に秘めていた夢を口に出して語りました 会う人 会う人に。
 「こんなことをしてみたい どうやったら叶えられるだろうか」と。
 「現場は今でしょう!」
 佐世保市長寿社会課に嘱託として介護予防自主グループの設置業務に携わりました。
 その中で、今やらなければいけないと思うことが、行政という枠組の中ではなかなか今すぐにはできないというもどかしさを抱えていました。
 そんな時、何気なく長崎県のホームページを見たら「女性の新たな社会参画や多様な働き方の実践への支援「プロジェクトチャレンジ事業」への応募者募集が掲載されていました。
 早速仲間を集めて応募。
 そうしたら、2012年「女性の力でながさきを活性化プロジェクトチャレンジ事業」(長崎県男女共同参画室)に採択され、夢が叶いました。
 “みんなが集まって笑顔いっぱいの場所を作りたい”それが「井戸端みんなでワハハ」。
 女性が10名集まり「ちいさな親切・ちいさなお世話」をモットーに背伸びをせず、可能な範囲で週3回開催する笑顔の集まるサロン「井戸端みんなでワハハ」を現在運営。
 ここでは、自由な発想でインフォーマルサービスをおこない、地域の高齢者やあらゆる年齢層の居場所となっています。
 ちいさな一歩はひらめいたアイデアを行動に移す事によって、二歩、三歩とつながり、人生経験という利息を加えて、自分たちがしたいこと、今できることにチャレンジして一つひとつカタチにしています。

2017.3.11第5回みんなでワハハグランドゴルフ大会
「東日本大震災を忘れないように」

 活動産物からオリジナル商品の開発・販売をしてコミュニティ・ビジネスの確立を目指し、「ただの主婦から、ただならぬ主婦軍団」へ進化中。
 スタッフの「安心・安全なパンを食べて貰いたい」という夢は、「パン工房 わはは」を開設する事でまた一つ叶えました。
 愛情をたっぷり込めたパンを焼き、毎週金曜日「井戸端みんなでワハハ」で販売し、「美味しいパンで笑顔になれる」を実現しています。

藤田さん作新聞ちぎり絵

 また、みんなでワハハすこやか部「チーム笑」を結成し、スクエアステップ・脳トレ笑学校(しょうがっこう)を開講。高齢者の脳活性化と筋力アップを目指し、スクエアステップ運動の普及啓発にも努めています。
 特に、活動に力を入れているのは、「みんなでワハハ新聞ちぎり絵」。
 新聞紙を活用し、頭と手先を意識的に使い、認知症予防にも繋がるエコノミーとエコロジーを兼ね備えたアートとして「みんなでワハハ新聞ちぎり絵」を確立。
 創作活動に励みながら、県内各地で出前講座を行い、その普及にも力を入れています。

2017.9.24「みんなでワハハ」5周年
in KAWATANA 煉瓦倉庫

作品のポストカード化は、販売する事で活動資金の大きな収入源になっています。
 私たちの活動は、多くのみなさんに応援して貰って成り立っています。
 私たちも誰かを応援したい。
 熊本地震、九州北部大豪雨、その他の自然災害の復興支援として、地域のみなさんの協力を得てタオルを集め、各地に送り続けています。

2017.4.2世界自閉症啓発デーイベント「青」で
つながろう!
ブルーライトかわたなinさくらまつり

 2018年3月、「みんなでワハハ」の隣にあったストアが閉店。
 「借手がつくまでは、自由に使っていいよ」と大きなチャンスをオーナーさんからいただきました。
 使い道に夢が膨らんでいます。何がしたいのか、予算はもちろん0円で。
 次は、「団塊世代の男性」だ!
 会社は退職したけれど、まだまだ若くて力もあるけど会社を離れると友達作りがちょっと苦手な「団塊世代男性」の居場所づくり。楽しんで友達を作って、地域の担い手になって欲しい。
 まずは「生演奏の歌声喫茶」を準備中。内装は、シーツを集めて絵を描いて(笑)。
 予算は無くても、こんな活動がしたい、こんなモノが欲しいと声に出してると、ひともモノも集まって来ます。若い仲間が加わり、次へと繋いでいく準備も始めています。
 今後もパワフルにどこにでも顔を出しながら、ひらめきをカタチにしていきます。

(更新 平成30年9月)

ライフヒストリー

50歳 佐世保市長寿社会課に嘱託として勤務し、介護予防自主グループ「デイクラブ」の設置業務に携わる
54歳 笑顔の集まるサロン「みんなでワハハ」を仲間とともに開設
55歳 「新聞ちぎり絵」を始め、創作活動に励みながら、出前講座を各地で開設し、普及に力を入れる
58歳 みんなでワハハすこやか部「チーム笑」を結成。高齢者を対象に、スクエアステップ・脳トレ笑学校(しょうがっこう)を開講
59歳 自閉症啓発のため、「ブルーライトinかわたな」実行委員会を立ち上げ、4月2日の「世界自閉症啓発デーイベント」を開始
60歳 還暦の「赤」つながりで「レッドデー」12月1日の「世界エイズデー」啓発開始
    川棚町生活支援コーディネーターとして町に勤務
   長崎県社会教育委員就任
   川棚町観光協会理事就任

Q. 座右の銘(好きな言葉)は?
理由などあれば合わせて教えてください。

【~ひらめきをカタチへ~】
ひらめきを、言葉にして、行動する。
行動しないと何も始まらない。
行動すると素敵な化学反応がおきて想いがカタチになる。

Q. 後輩女性へのメッセージをお願いします!

「夢は語りましょう」
夢は、心の中にしまっておかないで、誰かに語ることで少しずつ動き出しますよ♪
「チャレンジする人生を送ろう」
動くことで人はつながり、応援してもらったり、応援したり。 
楽しいことには人が集まり、笑顔になってよく笑い、元気になれるし、幸せになれる。
私はそう信じています。