市原 ゆかりさん
(長崎かがみや、キモノホッペン)
いちはら ゆかり長崎かがみや、キモノホッペン
ジャンル 地域づくり・観光教育・文化・芸術
職種 企画接客・サービス業
活動のエリア 長崎市
プロフィール

20代の頃から、イベント会社で汗水たらして働いて、休みの度にふらっと一人旅。
とにかく自分の心がワクワクすることに出会う為に、猪突猛進で突き進む、まさに猪年生まれを絵にかいたような私。
30代で結婚すると共に愛媛・松山市へ移住することになり、人生で初めて、つまらないなと思う時間を過ごしました。
仕事も友達もいないことでこんなにも気落ちするのかと・・。
そんな時、私の人生をV字回復させてくれたのが【アンティーク着物】でした。
それまでほとんど着物に興味がなかったのですが、あるイベントで、アンティーク着物で町歩きができると知り、宇和町という小さな町へ。
後で知ることになったのですが、宇和町はシーボルトの娘・イネさんが医学を学んだ地。
きっと長崎が私を呼んでくれていたからこその出会いだと今でも信じています。

着物との出会いから私はとにかく和文化のすばらしさに初めて触れていきました。
織物や染め物、日本のデザイン、色の世界。茶道、華道のお稽古に通い、ほぼ着物で生活していました。
愛媛在住4年が経つ頃、いつも夫と話していた「いつか長崎に帰って自営しながら生きていこうね」そのぼんやりと描いていた夢が、突然、具体的に頭の上の方からゴンッと降りてきたのです(まさしく!ゴンッと)。
古い日本家屋で、着物姿の私が、外国から来る旅人たちにお茶を点てて、お話しているんだわ!
そうだ!若い時にアジアやヨーロッパで泊まり歩いたあの安宿(ゲストハウス)をやりたい!
そのひらめきを信じ、それからは知りえる限りの知人友人に私の夢を語り、知恵をもらい、京都のゲストハウスに勉強に行き、同時に長崎の物件探しが始まりました。

今の場所を決めるまでに約2年かかりましたが、とにかく夢を実現させたい一心で、オープンにたどり着いたのが2010年3月。
オープンを待たずして着物レンタルの予約が入ったり、今でも友人と呼べる海外からの旅人が次から次に来てくれて、あっという間に8年が経ちました。
今では、かけがえのない仲間に恵まれて、着物レンタルの店も新たにオープンでき、充実した日々を過ごしています。
基地固めもしっかり行いながら、長崎の観光や、これまでにはない需要を生み出せる新しい分野の開拓ができたらと思っています。詳細はまだ秘密ですが・・・。
とにかく長崎ファン!キモノファン!を増やしていくことが私の使命だと思っています。
(更新 平成30年5月)
ライフヒストリー
21歳 イベント会社入社 仕事に没頭
29歳 会社を辞め、約7ヶ月間、アジア~ヨーロッパをバックパックで一人旅する
33歳 結婚。愛媛県松山市へ移住。アンティーク着物と出会う
39歳 長崎でゲストハウスとキモノレンタル店「長崎かがみや」を開業
45歳 着物レンタル専門店「キモノホッペン」を長崎市鍛冶屋町にオープン
Q. お仕事(活動)と家庭の両立で工夫していることは?
いつもお酒を片手に食事をしています。
お互いが一番ほっとできる時間になっていると思います。
Q. プライベート(休日)の過ごし方は?
昨年はキューバとアメリカに行きました。
とにかく旅ができる生活をしたくてゲストハウス業を選んだので、340日くらい働いて、残りの日を連続休暇を取るというのが理想です。
Q. 座右の銘(好きな言葉)は?
理由などあれば合わせて教えてください。
言葉の意味は、
「澄み切って落ち着いた心の形容」
「長崎かがみや」という屋号にも同じ思いがありますが、やはり人と人というのはうつし鏡のように、こちらの気持ちが相手に映るものだと思います。
いつもおだやかに出会う人を迎えられるよう、機嫌よく過ごせるよう心掛けています。
Q. 後輩女性へのメッセージをお願いします!
できるか出来ないか考えるより、やってみよう!という気持ちで何事にもチャレンジしてほしいと思います。