川嵜 昌子さん
(ツナグバサンカク 共同代表)

かわさき あきこさん /ツナグバサンカク 共同代表

ジャンル 働く・キャリアアップ起業・経営

活動のエリア 長崎市

プロフィール

川嵜昌子さん(ロサンゼルス(アメリカ合衆国)で
開催されたアンガーマネージメントカンファレンスにて)

【企業の急成長を体験】
 私の仕事は、マネジメントコンサルタントです。
 経営者や管理職、ビジネスパーソンの、こうしたい、こうなりたいというビジョン(未来像)実現のお手伝いをしています。
 そして、長崎市の桜町電停から徒歩1分の場所に、ワークスペース「ツナグバサンカク」を共同経営しています。ここは、自分の好きなことをビジネスにしたい人、本当にやりたいことを形にしたい人などが、仕事をしたり、相談を受けたり、セミナー、イベントに参加できる場所です。
 私は、長崎大学を卒業してからずっと東京のベンチャー企業で、経営者向け雑誌の編集長や、経営コンサルタントとして働いてきました。5000人以上の経営者を取材、コンサルティングしています。
 創業の年に入社したその会社は、9年で株式の店頭公開、15年で東証一部上場し、顧客企業も次々に株式公開しました。当時、日本が「失われた10年」と呼ばれた長い低迷期だったにもかかわらず、私は、急成長、急拡大していくビジネスの現場で毎日を過ごしていました。
 顧客企業には、たとえば、サンマルク、ガリバー、牛角、北前そば高田、まいどおおきに食堂などがあり、個人事業から成長企業になっていく過程を体験しました。
 そして、自社も含め、急成長企業が、紆余曲折する体験もしました。

諫早で開催したセミナー

【2010年に長崎に戻る】
 その後、2010年に独立し、長崎に帰り、行政関連のプロジェクトの立ち上げなどを行ないました。
 2013年度から2016年度は、長崎大学で、キャリア概論という、卒業後の生き方を考える授業も行なっています。その際、大学生の見ている世界が狭く、可能性に対するとらえ方が小さいと感じたことから、「火星にピザ屋を出す会」というイベントを始めるようになりました。
 これは、「火星にピザ屋を出す」ほど荒唐無稽なこと、どうすれば実現するのかわからない夢ややりたいことなどを、自由に気軽に語り合う会です。学生のみならず、不景気でこぢんまりと考えがちな大人に刺激を与え、モチベーションを高めるのが目的でした。
 定期的にイベントを開催し、会社員、経営者、学生、主婦、老若男女、幅広い方に参加いただきました。
 私も、このイベントで、「本を出版したい」ということを言い、2017年に出版することができました。「アンガーマネジメント管理職の教科書」という本です。

 私は、2014年から、アンガーマネジメントの講座、研修も行なっています。
 アンガーマネジメントとは、怒りと上手に付き合う心理トレーニングですが、自分の心の在り方や考え方が前向きになると、行動も前向きになり、物事や人間関係がうまくいくようになります。
 これまで多くの方とお会いするなかで、人は皆、本当は、想像できないほどの能力や可能性を秘めていること、心に描き、信じたことが現実となり、人生となることを、つくづく感じています。
 そのため、それぞれの方が持っている、本来の能力や可能性を引き出し、形にしていくお手伝いができればと思っています。

ロサンゼルス(アメリカ合衆国)で開催された
アンガーマネージメントカンファレンス

【子どもの頃に受けた影響】
 私が小学生の時に影響を受けたのが、1969年のアポロ11号の月着陸と、1970年の大阪万博です。
 大阪万博で、月の石を見、コンピュータに触れ、未来のイメージを見、海外の様子を知って、人間の可能性とともに、海外に興味をもちました。
 その後、大学生のときに、マイコン(いまのパソコン)が登場しましたが、大阪万博で、コンピュータに触れていたので、予想通りという感じがしました。
 いまの時代は、ITの進歩で、情報の伝達スピードが速くなり、国家の距離が縮まり、環境が激変していますが、小学生の時に大阪万博で見た未来イメージと比べていたりもします。
 そして、人の未来イメージ、ビジョンというのは、大事だなと感じます。誰かがイメージしたことが、形になり、未来が創られていく。
 多くの人が、こうしたい、こうなりたいというビジョン(未来像)を、自由に、よりポジティブに描ける日本であってほしいと、強く思っています。

(更新 平成30年4月)

ライフヒストリー

 9歳 小学生のとき、家族で大阪万博に行く
22歳 長崎大学を卒業して東京へ。出版社で働く
25歳 出版社からベンチャー企業へ転職
49歳 独立し、長崎へ

Q. 座右の銘(好きな言葉)は?
理由などあれば合わせて教えてください。

「諸行無常」

この現実世界のあらゆる事物は、絶えず変化し、決して永遠のものではないという意味です。生者必滅(命ある者は必ず滅ぶ)でもあります。
だからこそ、後悔しないよう、瞬間瞬間を価値ある時間にできればいいなと思っています。
そのためには、「〇〇は(女性は、妻は、親は、他)こうでなければならない」と決めつけず、「どうせ〇〇だから(まだ若いから、もう歳だから、他)」と諦めず、チャレンジすることが大事だと思います。

Q. これからしたいこと(今後の目標)は?

昨年(2017年)、本を出しましたが、今年も引き続き、本を出したいと考えています。
アンガーマネジメントの本で、経営者向けの本と働く女性向けの本を考えています。
経営者(トップ)が変わると、会社(組織)が変わります。経営者(トップ)は大きな影響力と可能性をもっているので、よい変化を起こしていただければと思います。
また、さまざまな課題を抱えている働く女性が、悔いのない人生を送るヒントになればと思います。

Q. 後輩女性へのメッセージをお願いします!

何かよくないことがあったとき、誰かが悪い、何かが悪いと、人のせい、環境のせいにすれば、その相手や環境が変わらなければ、自分の状況も変わらないことになります。自分の人生が人や環境に左右されてしまいます。
どんな人がいても、誰に何を言われても、どんな環境でも、「今、自分ができることは何か」を考え、実行すれば、自分の人生は自分でどうにでもなります。「本当にしたいこと」「できる方法」に焦点を当ててください。