こそだ亭 舞扇さん
(社会人落語集団 長崎あざみ落語会 まとめ役)

こそだてい まいせん社会人落語集団 長崎あざみ落語会 まとめ役

ジャンル 教育・文化・芸術

職種 マネージャー

活動のエリア 長崎市

プロフィール

こそだ亭舞扇さん (平成29年11月 第10
回長崎あざみ寄席)

  高校時代、国語の教科書で古典落語「饅頭怖い」を読みました。
 それがきっかけで落語に興味を持ち、大学時代に落語研究会いわゆる「落研」に所属しました。
 夫とも、そこで知り合いました。大学卒業後はしばらく落語から離れており、結婚、2児の出産を経て、何か楽しいことができないかなーと思ったとき、私には落語しかできないことに気づきました。
 夫と、それから当時仕事の都合で長崎にいた同じ大学の落研の先輩や、以前から親交のあった長崎大学の落研OBらに声をかけ、2008年に、社会人落語集団「長崎あざみ落語会」を立ち上げました。
 年に1回の「長崎あざみ寄席」を開くことを目標に掲げ、時にはお声がかかれば各地で落語をする活動をしています。
 長崎あざみ寄席は2017年に第10回を迎え、お客様の中には恒例のイベントとして楽しみにしてくださる方もいて、大変にうれしく思います。

長女(中学2年生)笑栄亭微美
(しょうえいてい びみ)さん
(平成29年5月 びーどろ寄席)

そんな中、自分の落語の実力って全国的にどれくらいなんだろう、と思い、大阪府池田市で開かれている「社会人落語日本一決定戦」への出場を試みます。
 初めて出場した時は予選落ちでしたが、2回目に出場した2012年、170名ほどの予選出場者から選ばれる10名のファイナリストに選ばれ、さらに審査員特別賞にあたる「市長賞」をいただきました。
 また2014、2015年には、福井県小浜市で開かれている「全国女性落語大会」にて、2年連続で準グランプリをいただきました。
 これがきっかけで、アマチュア落語をしている全国の人たちと交流をするようになり、各地で開かれる落語会に参加したりしています。
 また長崎にもアマチュア女性落語仲間をよんで、女性だけの落語会「びーどろ寄席」を開催するなど、落語を楽しんでいます。

次女(小学5年生)下座(落語家が登場するときの
音楽を担当するところ)で三味線を弾く
(平成29年5月 びーどろ寄席)

中学生の長女も時々落語をしています。小学生の次女は三味線をしていて、あざみ寄席の出囃子を弾いたりしています。
 家族総出で、落語に関わっているので、共通の話題が家族で持ててありがたいです。
 仕事もしていますし、子育てもまだまだ大変です。
 自分に無理のない範囲で、今後も落語の活動をしていきたいと思います。

(更新 平成30年2月)

ライフヒストリー

19歳 九州大学落語研究会へ入部。
26歳 結婚~出産。
33歳 約10年ぶりに落語を再開。「長崎あざみ落語会」を立ち上げる。
37歳 社会人落語日本一決定戦にて決勝進出。市長賞受賞。

Q. 現在のお仕事(活動)の内容、始めたきっかけなどを教えてください。

高座ではまず自分自身が楽しむことを心がけています。
うまくできたなーという時に、聞いてくださった方から「あなたの落語で元気をもらいました」と言っていただけたときは本当にうれしく思いました。
ほんのひと時でも、見ている方が「楽しい!」と感じていただけると、やりがいを感じます。

Q. これからしたいこと(今後の目標)は?

アマチュアで落語をしている女性の方の中には、60代になって始められた方もいらっしゃいます。
70代になってもお元気に落語の大会に出場されたりしています。
年を重ねていくごとに、表現できる幅が広がるのだろうとワクワクしながら、体に気を付けてアマチュアで落語を続けていければと思います。

Q. 後輩女性へのメッセージをお願いします!

自分が「やってみたい!」と思ったことはぜひぜひチャレンジしてみてください。
まずはその気持ちが大事。そこから「どうしたらいいか。どうやったら実現できるのか」を楽しみながら考えると、きっと面白いものがうまれるはずです。