石川 于津子さん
(株式会社ウエディング石川 ザ・マーキーズ 女将)

いしかわ あつこさん /株式会社ウエディング石川 ザ・マーキーズ 女将

ジャンル 起業・経営地域づくり・観光

活動のエリア 島原市

プロフィール

石川于津子さん

【ザ・マーキーズの歴史】
 島原半島の南端に位置する南島原市深江町で『ザ・マーキーズ』5代目の女将をしております。
 『ザ・マーキーズ』の前身は『ウエディング 石川』、また、その前身は『石川屋旅館』。
 『石川屋旅館』は明治20年創業、長崎県旅館登録第一号として営業をはじめ昨年130周年を迎えました。
 4代目の義父が19歳の頃『石川屋旅館』は火事で全焼しました。その後義父は『石川屋旅館 食堂部』として再建。絶品“石川屋のちゃんぽん”で生計を立てます。
 時代の変遷とともに、“結婚式”を手がけるようになり、5代目の主人(現社長)がニューヨークスタイルのウエディングを実現すべく“ウエディングホール”に改装し、そして2年前の創業128年目に屋号を「ウエディング石川」から創業者である“石川マキ”の名前をいたたき“ザ・マーキーズ”として歩み始めました。

ザ・マーキーズバンケット

【結婚して】
 私が結婚したのは今から23年前。
 独身時代は、NBCラジオでスキッピーレポーターをしておりました。生まれも育ちも島原の私が入社一年目の11月に雲仙普賢岳が噴火。2年目の6月の大規模火砕流の際は取材班の一員として島原で故郷が壊れていく恐怖感をいだきながら取材をしていました。
 噴火もピークを過ぎていくころ出会ったのが、今の夫でした。当時その後義父になる“石川嘉則”は深江の消防団長。まだまだ、噴火災害の前線で町民を守っていました。
 現在、結婚式場、ウエディングホールの女将として仕事をさせて頂いております。いろんなご縁を感じながら、島原半島の素敵な家族の始まりを、一生に一度の結婚式のお手伝いができる仕事に出会わせてくれた夫に本当に感謝しています。

ウエディングホールの玄関で“着物”でゲストの皆様のお出迎え、おもてなしをしています。ニューヨークスタイルの会場に違和感をもたれるかもしれませんが、長崎県旅館登録一号店としてのおもてなしの気持ちから“着物”での接客にこだわっております。4代目の女将である義母から教えていただいた、ご来館いただいたお客様に誠心誠意おもてなしをする心を大切に守り、次世代へつないでいくこと。私にしかできないお役目だと思って接客しております。4人の子どもにも恵まれ、3世代同居で子どもたちにとっておじいちゃんおばあちゃんと暮らしながら成長できたことが財産になっています。
 商売をしていく中でお互いに、協力、サポートしていくということが“あたりまえ”“自然”のすがたです。社会に出ても口では教えることのできない“おもいやる心”を教えることができたのではと思います。

夢ココプロジェクト

【ボランティア活動から夢ココプロジェクトへ】
 子どもたちの保護者の仲間と一緒に地域の小中学校読み聞かせボランティア活動や普賢岳災害についての当時のマスコミ&地元人としての語り部活動。
 地域の保護者からの要望で始まった、子どもたちへのマナー教室(面接マナー、働くマナー)などを現在、長崎県内の学校や企業で行っております。
 子どもたちが成長する過程で、同世代のママ友と子育てサークルを立ち上げ、3世代同居ママたちが笑顔になれる居場所づくりなどもおこなってきました。
 また、先輩ママたちからはたくさんアドバイスをいただき助けていただいて、前を向いて子育てすることができました。
 わが子も一番上の息子が成人し、少しずつ私ができる、私だからできる活動を、わが子を育てていただいた地域へ少しでもご恩返ししたい。ふるさとを愛し、将来子どもたちが帰ってきたい!ふるさとのために何かしたいと思えるようなふるさとづくりを“ふるさとで暮らす一人”として活動していきたいと思っています。

一昨年より、地域の子どもたち、そしてまずはママたち女性を笑顔にしたいとの思いから、“夢ココプロジェクト”を立ち上げ“みなみしまばらマーケット”をザ・マーキーズにて開催いたしました。
 南島原で活動されている手作りのアクセサリーなどの作家さん。南島原と何かしらご縁があられる雑貨屋さん、ハンドマッサージ、フラワーアレンジのワークショップ、何よりゆったりとしてゆっくりくつろいでいただく空間を提供しました。
 サブタイトルは“おとなのやすみじかん♪”その中で感じたことは、ママ、女性がリラックスし笑顔になると子どもたち、パパたちも笑顔になっていく!しかも、ごくごく自然に!島原半島で笑顔の伝染を、女性や子供たちが“夢”を持って生きていくことの楽しさを広めていきたいと思っています。

(更新 平成30年2月)

ライフヒストリー

20歳 NBC長崎放送、ラジオレポーターとして活動開始
21歳 雲仙普賢岳災害時、島原取材班として島原へ
25歳 結婚
27歳 一男一女に恵まれた後に重度の鉄欠乏性貧血で療養
31歳 婚礼会場をニューヨークスタイルの会場に全面改装
38歳 読み聞かせボランティアをはじめる
40歳 中学校でマナー講師としての要望を受ける これをきっかけにマナー講師としての活動はじめる
46歳 「ウエディング石川」を「ザ・マーキーズ」へリブランド
47歳 “みなみしまばらマーケット”を夢ココプロジェクト代表としてはじめる
48歳 「ザ・マーキーズ」内に地域のみなさんの憩いの場になればと「マーキーズカフェ」をオープン

Q. お仕事(活動)と家庭の両立で工夫していることは?

優先順位が母親であること。
仕事も家庭も夫をはじめ家族でしてきましたので仕事優先になりがちなんですが、意識して母親業を優先しました。
仕事柄、もちろん土日、祝祭日は仕事です。ですので4人の子どもたちの運動会などは観れませんが、お弁当は必ず手作りしています。お弁当の時間だけでも参加している気分になりたいから。
ですので、平日にある学校行事、授業参観、文化祭などは必ず参加しています。部活の応援などはママ友に助けていただきましたね。
食事も、まかない料理ではなくどんなに忙しくても作り置きなどもして手料理を準備するようにしています。
そして、一か月に一度は夫とデートしています。

Q. 座右の銘(好きな言葉)は?
理由などあれば合わせて教えてください。

「Happily ever after ~ずっと幸せが続きますように~」

おとぎ話の最後に使われるフレーズですが、みんなで日々こんな思いでいられたら自然と笑顔でいれるのではないかと思います。「マーキーズカフェ」のテーマにもしています。
They lived happily ever after ~みんな幸せに暮らしましたとさ おしまい~
という人生を目標にしています。

Q. 後輩女性へのメッセージをお願いします!

自分が思ってる、叶えたい夢は必ず声に出して誰かに伝えてみてください。
そこから何かが動き始めるはずです。
そして、人に甘えることも時には必要です。
周りの人を巻き込みながら、楽しみましょう!